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いい写真てなんだろう?


PG23UB0125

私ごとですが、最近花の写真を撮っています。
夜、暗闇の中で簡単なライティングをして撮影された花は、私が知らない姿となって写真になります。


学生時代は心理学を勉強しながら、趣味で写真を撮っていました。
卒業後から撮影業界に入り、技術を身につけ独立。
雑誌の紙面を飾るファッションやビューティーなどを撮る、いわゆる商業カメラマンとして生きてきました。

ちょっとした病気で入院したことがきっかけで、色々と思うところがあり、pindot studioを始めて今年で4年めになります。
消費されない、残る写真が撮りたい、という想いから始めたのですが、そこは今回は割愛します。


仕事以外で自分の作品というものを撮ることがほとんどなく、自分個人として花の作品を撮るにあたり、改めて写真の勉強をしています。
写真の歴史、写真家(写真作家)としての表現、写真の意味・無意味、無意味の意味、、、

写真がなんなのかを探る過程で、私が考えていたことを再確認することが出来ました。



それは、ありのままの姿を撮ること。



インスタでいいね!が集まるかわいい!写真も、もちろんいい写真です。
写真スタジオとして、かわいい写真を撮るのは腕の見せ所ですからね!

撮影した写真が10年後、20年後に持つ意味・価値。
それらを考えた時、笑顔だけでなく、不意に見せる何気ない表情や、遠くを見つめる目、赤ちゃんの泣き顔も、強い意味を持つのだと思うのです。


かわいい写真が撮れるスタジオは、近年どんどん増えています。
そんな中で、やはり私は初志貫徹、ありのままの写真を撮ることを忘れないようにしなければと再確認しました。

もちろんかわいい演出も日々研究してますから、どんどん新しいアイデアや手法を導入して行きます。
最近ではスマッシュケーキが人気ですし、かわいいケーキがファインダーに入るだけでワクワクしながら撮影しています。


かわいい写真と、写真の本質的な意味の込められた写真。
そのどちらも大切に撮影していかなければな、と思う今日この頃です。


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